Wiindows Media PlayerWindos Media Playerによる音声・動画配信について
- Windows Media Playerによる音声・動画配信について
- 従来のダウンロード再生
- ストリーミング再生〔プログレッシブダウンロード/リアルタイムストリーミング再生〕
Windows Media Playerによる音声・動画配信について
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WindowsMedia形式の音声・動画ファイル(拡張子 wma, wmv, asf)を再生させるには、プレーヤーをWebページに埋め込むか、Webページに音声・動画ファイルへのリンクを貼ります。
Webページに埋め込む場合は、object要素とembed要素をセットでWebページに記述します。 object要素はIEでしかサポートされていないため、NetscapeやFirefoxなど他のブラウザ用にembed要素も併せて記述おくことで、より多くのブラウザで再生させることができます。
Webページ埋め込みでは、object要素とembed要素のパラメータや値、ASXファイルで、プレーヤーの見た目や表示するコントロール、再生方法(自動再生の有無、消音、再生開始位置など)をカスタマイズできます。
リンクを貼る場合は、音声・動画ファイルまたはASXファイルへのパスをa要素のhref属性に指定します。 リンクの場合は、ユーザーがリンクをクリックすると、プレーヤーがユーザーのパソコン上で起動し、再生が始まります。 ただし、WindowsMediaPlayerがユーザーのパソコンにインストールされていることが前提になります。
WindowsMedia形式の音声・動画ファイルの配信方法は大きく分けて、「従来のダウンロード再生」と「ストリーミング再生」の2つがあります。
従来のダウンロード再生
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「従来のダウンロード再生」は、HTTPサーバーから再生する音声・動画ファイル全体をユーザーのパソコンに完全にダウンロードしてから再生が始まります。 そのため再生時間の長い大容量のファイルほど待ち時間がかかり、回線の遅いユーザーには負担が大きくなります。
そのため、ファイルサイズが大きいほど再生が始まるまで待ち時間がかかり、回線速度の遅いナローバンドユーザーには負担がかかってしまいます。
また、ユーザーのパソコンに再生したファイルが残るため、著作権のあるファイルの場合は二次配布される可能性があります。
ストリーミング再生
プログレッシブダウンロード/リアルタイムストリーミング再生
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従来のダウンロード再生と違い、「ストリーミング再生」は、まずASXファイルをユーザーのパソコンにダウンロードし、そのASXファイルにリンクされている音声・動画ファイルをダウンロードしながら同時に再生するため、再生までの待ち時間がほとんどありません。
また、回線の遅いナローバンドユーザー用、高速回線のブロードバンドユーザー用の音声・動画ファイルをそれぞれ用意しておくと、ユーザーが自身の環境にあった音声・動画ファイルを選択できるため、ユーザーに配慮した配信が可能になります。
この「ストリーミング再生」は、「プログレッシブダウンロード再生」と「リアルタイムストリーミング再生」の2つの方法に分けられます。
プログレッシブダウンロード再生(擬似ストリーミング再生)

音声・動画ファイルをHTTPサーバーからストリーミング再生します。 音声・動画ファイルをユーザーのパソコンにダウンロードしつつ、同時に再生します。 再生したファイルがユーザーのパソコンに残るため、「擬似ストリーミング再生」になります。
個人サイトでストリーミングをする場合、HTTPサーバーからのストリーミング再生となるため、配信方法はこのプログレッシブダウンロード再生になります。
リアルタイムストリーミング再生

まず音声・動画ファイルへのパスなどのデータが記述されたASXファイルをユーザーのパソコンにダウンロードします。 そのASXファイルに指定されている音声・動画ファイルをストリーミングサーバーからリアルタイムでストリーミング再生します。
リアルタイムストリーミング再生は、再生する前に音声・動画ファイルの一部がダウンロードされ、バッファに格納されます。 そのバッファされたファイルを再生するので、再生したファイルがユーザーのパソコンに残りません。 残るのはASXファイルのみです。 そのため、著作権のある音声・動画ファイルの二次配布防止になります。
また、インターネットが混雑してダウンロードが中断しても、バッファに格納したデータを使えるため、ファイルの再生が止まってしまう可能性が低くなります。
このリアルタイムストリーミング再生をするには、ストリーミングサーバーをレンタルする必要があります。 通常のHTTPサーバーからはできません。