MySQLのインストール&設定Windows XP にMySQL5をインストール&設定
- MySQL5を入手
- MySQL5のインストール
- MySQL5のサーバー設定
- MySQL5の日本語を使えるようにする〔my.iniの編集〕
MySQL5を入手
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MySQLは、Windows環境で使用できるデータベースです。
PHPと相性ともよく、PHPにもMySQL関数が用意されています。
ここではMySQL5を Windows XP にインストールする方法を解説します。
MySQL4のインストール方法は、「MySQL4のインストール&設定」で解説しています。
MySQL5を入手
MySQL5の最新版は、MySQL Downloadsから入手可能です。
2007年2月現在の最新版は「5.0.27」です。
古いバージョンをインストールしたい場合は、MySQL Product Archivesから入手可能です。
MySQL5のダウンロード
- MySQL Downloads にアクセス
「MySQL Community Server」の「Current Releas」(最新版)の下のリンク[MySQL 5.0 -- Generally Available (GA) release for production use ]をクリック。
- ダウンロードするパッケージを選択
「MySQL 5.0 Downloads」画面が表示されたら、少しスクロールしたところある、「Windows Downloads」の上から2行目「Windows (x86) ZIP/Setup.EXE」の右隣「Pick a mirror」(ミラーサイト選択)をクリック。
- ミラーサイト選択
「Select a Mirror」画面が表示されたら、入力フォームの下にある「Mirrors in Japan」の「HTTP」または「FTP」リンクをクリック。
クリックすると、すぐに「mysql-バージョン番号-win32.zip」(圧縮ファイル)のダウンロードが始まりますので、デスクトップなどに保存して下さい。
ダウンロードが完了したら、次はインストールです。
MySQL5のインストール
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- ダウンロードした圧縮ファイルを解凍
ダウンロードした「mysql-バージョン番号-win32.zip」(圧縮ファイル)をクリックし、デスクトップなどに解凍します。
- セットアップウィザード起動/インストール開始
解凍したフォルダ内にある「Setup.exe」(MySQLインストールパッケージ)をダブルクリックし、セットアップウィザードを起動させたら、NEXTをクリック。
- セットアップタイプ選択
「Typical」(通常)にチェックを入れたら、NEXTをクリック。
「Typical」を選択すると、カレントディレクトリがCドライブであれば、
C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.0
にインストールされます。ドライブなど他の場所にインストールする場合は「Custom」を選択して下さい。
- インストール準備完了後→インストール実行
MySQLのインストール準備が整うとこの画面が表示されます。 現在の設定を確認し間違いがなければ、Installをクリック。 MySQLのインストールが始まります。
- 「MySQL.com」にアカウント作成(省略可)
インストールが完了するとサインアップ画面が表示されます。 MySQL.comにアカウントを作成する必要が無ければ、「Skip Sign-up」(サインアップを飛ばす)にチェックを入れ、NEXTをクリック。
- セットアップウィーザード完了/インストール完了
MySQLのインストールの終了画面が表示されたら、「Configure the MySQL Server now」にチェックを入れ、Finishボタンをクリック。「設置ウィザード」が起動します。 「設定ウィザード」を起動しないで終了したい場合はチェックを外して下さい。
「設定ウィザード」は、以下よりいつでも起動できます。
[スタート]-[MySQL]-[MySQL Server 5.0]-[MySQL Server Instance Config Wizard]
MySQL5のサーバー設定
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ウィルス対策ソフトなどファイヤーウォールが起動しているパソコンでは、MySQLの設定がうまくいかない事があります。 ウィルス対策ソフトのファイヤーウォールの除外リストにポート番号3066(インストール時のデフォルト)からの送信(TCP/UCP)を許可しておくか、または一時的にファイヤウォールを無効にしておきましょう。
- 設定ウィザードを起動
セットアップが完了したら引き続き「設定ウィザード」でMySQLの設定を行います。 「設定ウィザード」を起動したら、NEXTをクリック。
セットアップウィザードを閉じてしまった場合は以下から起動させて下さい。
[スタート]-[MySQL]-[MySQL Server 5.0]-[MySQL Server Instance Config Wizard] - 設定タイプの選択
「Detailed Configration」を選択したら、NEXTをクリック。
- サーバータイプの選択
「Developer Machine」を選択し、NEXTをクリック。
- データベース利用状況の設定
「Multifunctional database」を選択し、NEXTをクリック。
- データベースの保存先ドライブの選択
デフォルトは、CドライブのMySQLがインストールされているフォルダ内に保存されます。
C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.0
Dドライブなど、デフォルト以外の場所に保存する場合は変更して下さい。
- サーバーへの接続数を設定
「Decision Support(DSS)/OLAP」にチェックを入れ、NEXTをクリック。
- ネットワーク環境の設定
「Enable TCP/IP Networking」、「Enable Strict Mode」両方にチェックを入れます。 デフォルトのポート番号は3306。 ポート番号が競合していない場合はこのままでOKです。
- 文字コードの設定
日本語を使用する場合は、「Best Support For Multilanguaglism」にチェックを入れ、NEXTをクリック。
- Windows環境の設定
「Install As Windows Service」と「Include Bin Directory in Windows PATH」両方にチェックを入れ、NEXTをクリック。
- 管理者パスワードの設定
「Modily Security Setting」にチェックを入れ、MySQLサーバー管理者(root)のパスワードを入力し、NEXTをクリック。
- サーバ起動
Executeをクリック。
- サーバーの起動確認/設定ウィザード終了
サーバーが問題なく起動すると、上の[Execute]ボタンが[Finish]ボタンに変わるので、Finishをクリック。
Windows XPやウィルス対策ソフトなどのファイヤウォールを有効にしていると、 ネットワーク環境の設定で設定したポート番号へのアクセスが制限されてしまい、 エラーが発生する可能性があります。設定中は一時的にファイヤーウォールを無効にしておくか、 ファイヤーウォールのアクセス規制の除外リストにポート番号3306を追加して、あらかじめアクセスを許可しておきましょう。
最後に、動作確認をしましょう。
コマンドプロンプトからMySQLサーバーに接続し、MySQLデータベースを操作してみます。
⇒ MySQL5の動作確認(MySQLコマンドラインクライアント使用)
MySQL5の日本語を使えるようにする
my.iniの編集
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MySQLで日本語を使えるようにするには文字コードを「sjis」に変更する必要があります(デフォルトでは「utf-8」)。
C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.0
フォルダ内にある「my.ini」を開き、以下の2箇所の文字コードの設定を「sjis」に変更します。
上書き保存後、設定を有効にするためにMySQLサービスを再起動させればOK。
# 55行目あたり [mysql] default-character-set=sjis # 80行目あたり [mysqld] default-character-set=sjis