iPhoneiPhoneSafariのデバッグ方法
- Windows環境のChromeでiPhoneSafariのデバッグをする〔Edge Inspect使用〕
Windows環境のChromeでiPhoneSafariのデバッグをする
Edge Inspect使用
2012/11/6
iOS5までは、端末のSafariに開発メニューがあり、そこからコンソールログなど、Webサイトのデバッグ表示ができたのですが、見当たらないと思ってたら、iOS6からはWebインスペクタに変わっていました。 weinreというリモートで動くWebサイトのデバッグツールが使われています。
Adobe Community: Forum: Edge Inspect
どんなものか試してみましたので、ここではWindows環境のChromeでiPhoneSafariをデバッグする手順を簡単にご説明します。
必要なものはこちら。一度インストールしてしまえばあとは接続するだけなので簡単です。
- iPhone:実機(WiFi接続)+「Edge Inspect」アプリ
- Windows:Chrome+Chrome拡張機能「Edge Inspect」+「Edge Inspect」アプリ
- 「Adobe Edge Inspect」の入手
PCより以下のサイトにアクセスし、【Get Started】ボタンを押します。
Adobe Edge Inspect | Edge Tools & Services | Adobe & HTML※「Adobe Edge Inspect」を入手するには、「Apple ID」と「Creative Cloudへの登録」が必要です。 Apple IDは無料で取得できます。 Creative Cloudは有料サービスですが、無料メンバーシップで30日間無償で使えます。
Creative Cloudにログインしたら、「Edge Inspect」をダウンロードします。 【ダウンロード】ボタンを押して「AdobeEdgeInspect.msi」をデスクトップなどにダウンロードします。
- 「Adobe Edge Inspect」のインストール
ダウンロードしたAdobeEdgeInspect.msiをクリックし、インストーラーを起動します。
利用規約に同意する場合はチェックを入れ【Next】ボタンを押します。
インストール先のディレクトリを変更しない場合は、そのまま【Next】ボタンを押します。
インストールを開始する場合は、そのまま【Install】ボタンを押します。
インストールが完了したら、【Finish】ボタンを押してインストーラを閉じます。
- 「Bonjour印刷サービス」のインストール
Edge Inspectは、デバイスの自動検出にBonjourを使用しています。 そのため、BonjourがEdge Inspectを実行してコンピュータを自動検出できるようにインストールしましょう。
Bonjourのインストーラは以下にあるはずです。
「BonjourPSSetup.exe」をクリックし、インストーラを起動します。
Win32: /Program Files/Adobe/Adobe Edge Inspect/BonjourPSSetup.exe
Win64: /Program Files (x86)/Adobe/Adobe Edge Inspect/BonjourPSSetup.exeインストーラが起動したら、そのまま【次へ】ボタンをクリックします。
利用規約に同意する場合はチェックを入れ【次へ】ボタンを押します。
使用許諾を読んだら【次へ】ボタンを押します。
インストール先のディレクトリを変更しない場合は、そのまま【インストール】ボタンを押します。
インストールが完了したら、【完了】ボタンを押してインストーラを閉じます。
- Google Chrome拡張機能のインストール
Chromeブラウザを起動し、Chromeウェブサイトから「Adobe Edge Inspect」の拡張機能をインストールします。
Adobe Edge Inspect(作成者: mobileadobe)
インストールすると「In」というアイコンが表示されます。クリックすると下図のように接続しているコンピュータ名+IPアドレスが表示されます。
- iPhoneの設定
iPhoneの[設定]→[Safari]→[詳細]にある「Webインスペクタ」を「オン」にします。
- iPhoneアプリのインストールと起動
AppStoreから「Adobe Edge Inspect」アプリをiPhoneにインストールします。
https://itunes.apple.com/app/id498621426iPhoneを「Wi-Fi」に接続してから、「Adobe Edge Inspect」iPhoneアプリを起動します。
※3G回線では使用できません。 - パスコードを設定してWindowPCとiPhoneを接続
iPhoneアプリのConnections画面に接続しているPCが表示されます。 タップすると、左図のようなワンタイムパスコードが表示されます。
このパスコードを、先ほどインストールしたChrome拡張機能「Adobe Edge Inspect」のpasscodeに入力します。
パスコードを入力するとPCとiPhoneが接続され、「<>」というアイコンが表示されます。 クリックするとChromeで見ているページがiPhone側に表示され、weinreが表示されます。
- iPhoneSafariのコンソールログをChromeで見てみる
コンソールログを出している場合は、weinreのConsoleを開くと、iPhone側で見ているページのログがリアルタイムにコンソールに表示さます。
Chrome拡張機能のメニューからは、iPhone側の画面更新・全画面表示切替・スクリーンショット撮影が可能です。 一番右のフォルダアイコンを押すと、スクリーンショットの格納フォルダが開きます。
iPhoneアプリからは右上のボタンより、今見ている画面の更新、Safariで開く、URLのコピー、スクリーンショットの撮影が可能です。
※iPhoneアプリ側からChromeを操作することはできません。※Chrome・iPhoneで撮影したスクリーンショットはいずれも以下に保存されています。
「C:/Users/{ユーザー名}/Documents/Edge Inspect」