AndroidAndroid SDK+Eclipseのインストール
Androidアプリ開発環境を整える
Windows7の場合
2011/9/27
ここでは、Android SDK+EclipseでAndroidアプリの開発環境をWindows 7(64-bit)上に構築する手順を解説します。
JDKのインストールとパスの設定
2011/9/27
JDK(Java Development Kit)は、Javaで開発を行うために必要な最低限のソフトウェアが入ったセットです。 JDKは、Android SDK、Eclipseの動作に必要になりますので、はじめにインストールしておくとよいです。
※ここでは、2011年9月現在の最新版であるJDK 7をインストールする流れになります。
JDKのインストール手順
- JDKの入手
公式サイトのダウロードページにアクセスし、「JDK」のDownloadをクリックします。
- ライセンスに同意して、ダウンロード
ライセンスに同意する場合は、「Accept License Agreement」にチェックを入れ、「Windows x64」の「jdk-7-windows-x64.exe」をダウンロードします。
- インストーラーの起動
ダウンロードしたインストーラを起動し、次へをクリックします。
- インストールするオプション機能の選択
変更がなければ、そのまま次へをクリックします。
- インストール先フォルダの選択
変更がなければ、そのまま次へをクリックします。
- インストール完了
完了をクリックして、インストーラーを閉じます。
- JAVA_HOMEの設定
「ユーザー環境変数」に下記を追加。
- 変数名:JAVA_HOME
- 変数値:jdk1.7.0のインストールディレクトリへのパス 例)C:\Program Files\Java\jdk1.7.0
- PATHの設定
「ユーザー環境変数」に下記を追加。すでにPATHがある場合は末尾に追加。
- 変数名:PATH
- 変数値:jdk1.7.0のインストールディレクトリへのパス
例)C:\Program Files\Java\jdk1.7.0\bin;
- CLASSPATHの設定
「システム環境変数」に下記を追加。
- 変数名:CLASSPATH
- 変数値:Javaのインストールディレクトリへのパス
例)C:\Program Files\Java
例)C:\Program Files\Java
Android SDKのインストールとパスの設定
2011/9/27
手順
- Android SDKのダウンロード
ダウンロードページにアクセスします。 Windowsのところにある「android-sdk_r13-windows.zip」をクリックし、ダウンロードします。
developer.android.com
- android-sdk-windowsフォルダの配置
解凍した「android-sdk-windows」フォルダを、ここではCドライブ直下「C:\android-sdk-windows」に置きます。
※上記以外の場所でもかまいませんし、フォルダ名も「android-sdk」など任意の名前にしてもOKですが、ここでは「C:\android-sdk-windows」に配置したものとして説明しますので、パスなどは適宜変更ください。
- SDK Manager.exeを起動して、パッケージをインストール
「android-sdk-windows」ディレクトリ内にある「SDK Manager.exe」をダブルクリックして起動します。 下図のようなインストールするパッケージの選択画面が表示されたら、Installをクリックすると、パッケージのインストールが始まります。
SDK Manager.exe
SDK Manager.exe
※このパッケージのインストール。数十分くらいかかります。古いバージョンのAPIなどインストールしなくてよいものがあれば、個別に「Reject」を選択することでインストール時間を多少軽減できます。
SDK Manager.exe
- インストール完了
パッケージのインストールが完了すると、下図のようなダイアログが表示されますので、Clodeを押してダイアログを閉じます。
SDK Manager.exe
- パスの設定
システムのプロパティを開き、システムの環境変数の「Path」に、下記2つのディレクトリへのパスを追加します。
- SDKインストールディレクトリ内にある「tools」
- SDKインストールディレクトリ内にある「platoform-tools」
例)C:\android-sdk-windows\tools;
例)C:\android-sdk-windows\platform-tools;SDK Manager.exe
EclipseのインストールとADT Plugin for Eclipseのインストール
2011/9/27
ここではWindows 7(64-bit)環境に「Eclipse Indigo」をインストールする流れを説明します。
手順
- Eclipseのダウンロード
公式サイトのダウンロードページにアクセスします。
「Eclipse IDE for Java Developers」の「Windows 64 Bit」をクリックします。
- ミラーサイトの選択
「[Japan] Japan Advanced Institute of Science and Technology (http)」をクリックします。
- Eclipseフォルダの配置
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、「eclipse」フォルダをCドライブ直下に配置します。
※上記以外の場所でもかまいませんが、ここでは「C:\eclipse」に配置したものとして説明しますので、パスなどは適宜変更ください。
- Eclipseの日本語化
Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグインにアクセスし、 「Pleiades 本体ダウンロード」のところにある安定版(ここでは1.3.3)をダウンロードします。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、中身をそのままeclipseのインストールディレクトリ内に上書きします。
- eclipse.iniの編集
末尾に、「-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar」を追加して上書き保存します。
例)C:\eclipse\eclipse.ini
eclipse.ini
- Eclipseの起動とワークスペースの選択
Eclipseインストールディレクトリ内の「eclipse.exe」を起動します。 下図のような画面が表示されたら、Browse...を押してワークスペースを選択してOKボタンをクリックします。
※ここでは、Cドライブ直下に作業用のworkspaceというフォルダをあらかじめ作成しておき、C:\Users\ユーザー名\workspaceを選択しました。
- ADT Plugin for Eclipseのインストール
メニューの「Help」→「Install New Software...」をクリックします。
-
Work withに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/ 」と入力し、addをクリックします。
-
Add Repositoryダイアログが表示されたら、Nameに「Android」(なんでもよい)と入力し、OKをクリックします。
-
「Developer Tools」にチェックをいれ、Nextをクリックします。
-
そのまま、Nextをクリックします。
-
規約に同意する場合は、「I accept the terms of the license agreements」にチェックを入れ、Finishをクリックします。 インストールが始まります。
途中、下図のようなセキュリティ警告ダイアログが表示されたらOKをクリックします。
- インストールが完了
インストールが完了すると下図のようなダイアログが表示されますので、Restart Nowをクリックして、Eclipseを再起動します。
- Eclipse再起動
Eclipse再起動後、「Windows」メニューを開くと、「Android SDK and AVD Manager」が追加されているはずです。
- SDK Locationの設定
「Windows」メニューの「References」をクリックします。
-
左サイドから「Android」を選択し、SDK LocationにAndroid SDKのインストールディレクトリを指定し、OKをクリックします。
-
「Windows」メニューの「Android SDK and AVD Manager」をクリックすると、SDK Managerが起動します。
ご覧のように何もないので、AVDを追加をしてみましょう。
SDK Managerの設定
AVDの追加
2011/9/27
SDK ManagerにAVD(Android Virtual Device)を追加する方法を解説します。 ここではXperiaと同環境のAVDを追加してみます。
手順
- SDK Manager起動
Eclipse上の「
アイコン」、または、Android SDKのインストールディレクトリ内にある「
SDK Manager.exe」をクリックして、SDK Managerを起動します。
- AVDの新規作成
Newをクリックします。
-
AVD作成画面が表示されたら、下記を入力・選択し、Create AVDをクリックします。
- Name: AndroiOdS2.1(任意の名前でよい)
- Target: Android 2.1-update1 - API Level7を選択
- SkinのBuilt-in:「Defaul(WVGA800)」を選択 ※画面サイズはこちら。
-
一覧に作成したAVDが追加されているはずです。
さっそく、エミュレータを起動してみましょう。
エミュレーターの起動
2011/9/27
- SDK Managerの起動
Eclipse上の「
アイコン」、または、Android SDKのインストールディレクトリ内にある「
SDK Manager.exe」をクリックして、SDK Managerを起動します。
- AVDの選択
一覧からAVDを選択し、Start...をクリックします。
- Launch Options
そのままLaunchをクリックします。
- エミュレーター起動
下図のようにエミュレーターが起動します。
エミュレーターがデスクトップからはみ出してしまうなど、大きすぎる場合はエミュレーターのサイズを調整してみましょう。 Launch Options画面で、「Scale Display to real size」にチェックを入れ、Screen Sizeの値を指定するとサイズを変更できます。

下記は、Screen Sizeに6を指定した場合の表示例です。

Android、エミュレーターの画面サイズ
2011/9/27
下記は、Android OS 2.1で用意されているスキンの各スクリーンショットとエミュレーター起動時のイメージです。
スクリーンショットの画像サイズはAVDで指定した解像度に依存します。
WVGA800なら480x800になります。HVGAなら320x480ピクセルになります。
※エミュレーター起動時のイメージのPCのディスプレイ解像度は1600×900ドットです。
※エミュレーターの画面サイズは、SDK ManagerのAVDの追加で指定できます。
WVGA800(デフォルト)
スクリーンショット - 画像サイズ 480x800


エミュレーターの起動イメージ


HVGA
スクリーンショット - 画像サイズ 320x480


エミュレーターの起動イメージ


QVGA
スクリーンショット - 画像サイズ 240x320


エミュレーターの起動イメージ


WQGA400
スクリーンショット - 画像サイズ 240x400


エミュレーターの起動イメージ


WQGA432
スクリーンショット - 画像サイズ 240x432


エミュレーターの起動イメージ


WQGA854
スクリーンショット - 画像サイズ 480x854


エミュレーターの起動イメージ

