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ローカルApacheにWordPressブログを設置する方法

2011/9/20

先日、WordPressでブログを始めました。その際、ローカル環境(Apache)にWordPressをインストールした際の覚書です。 プログラムもいじったり、テーマのカスタマイズとかガンガンやる場合は、ローカル環境を作っておいた方が安心です。

いちから、Apacheサーバーを立てて、WordPressブログをインストールするまでのおおよその流れはこちら。

  1. Apache&PHPのインストール(別ページ)
  2. MySQLのインストール(別ページ)
  3. MySQLにWordPress用のデータベースを作成
  4. WordPressのインストール

1~2については、当サイトの別ページで解説していますので、そちらをご覧ください。 ここでは3以降について詳しく説明していきます。

プラスアルファで、任意のURLでWordPress動作させたい場合〔Apacheのバーチャルホスト設定〕も書いておきます。

MySQLにWordPress用のデータベースを作成

2011/9/20

ApacheとPHPのインストール&設定が完了したら、MySQLのコマンドラインクライアントを起動して、WordPress用のデータベースを作成します。

データベースの作成手順

  1. 「スタートメニュー」→「MySQL」→MySQL Server 5.5」→「MySQL 5.5 Command Line Client」をクリックして、クライアントを起動します。

  2. MySQLをインストールした際に設定した管理者(root)のパスワードを入力し、Enterをクリックします。

  3. 現在のデータベースを確認してみましょう。 「show databases;」と入力し、Enterをクリックすると、データベース一覧が表示されます。

    mysql> show databases; Enter
    +------------------------------+
    | Database                     |
    +------------------------------+
    | information_schema           |
    | mysql                        |
    | performance_schema           |
    | test                         |
    +------------------------------+
    4 rows in set (0.00 sec)
    
  4. WordPress用のデータベースを作成します。
    データベースの名前は「wordpress」にする場合の例です。

    # mysql> create database データベース名 character set utf8 collate utf8_bin;
    
    mysql> create database wordpress character set utf8 collate utf8_bin; Enter
    Query OK, 1 row affected (0.00 sec)
    
  5. WordPress用のデータベースが作成されたか確認してみましょう。 wordpressという名前のデータベースが追加されているはずです。

    mysql> show databases; Enter
    +------------------------------+
    | Database                     |
    +------------------------------+
    | information_schema           |
    | mysql                        |
    | performance_schema           |
    | test                         |
    | wordpress                    |
    +------------------------------+
    4 rows in set (0.00 sec)
    

    ※データベースを削除したい場合は、「drop databases データベース名;」で消せます。

  6. WordPress用のデータベースに接続できるユーザーを作成します。

    # grant all privileges on データベース名.* to wordpress@localhost identified by 'パスワード';
    
    mysql> grant all privileges on wordpress.* to wordpress@localhost identified by '************'; Enter
    Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)

⇒次はWordPressのインストールです。

WordPressのインストール

2011/9/20

ここではローカルApacheにWordPressをインストール方法を解説します。

インストール手順

  1. Wordpress日本語版のダウンロードページにアクセスします。 【WordPress バージョン番号】ボタンをクリックし、ZIPファイルをダウンロードします。

    ※2011年9月現在のWordPress日本語版の最新版はバージョン3.2.1です。

  2. ダウロードしたZIPファイルを解凍すると、「wordprss」フォルダが入っています。 このwordpressフォルダを、Apacheのhtdocs内に置きます。 ここでは、フォルダ名はそのまま「wordpress」としておくことにします。

  3. wordpressフォルダ内にある「wp-config.php」をテキストエディタなどで開き、先ほど作成したWordPress用のデータベースの情報に編集して、上書き保存します。

    wp-config.php
    /** WordPress のデータベース名 */
    define('DB_NAME', 'wordpress');
    
    /** MySQL のユーザー名 */
    define('DB_USER', 'root');
    
    /** MySQL のパスワード */
    define('DB_PASSWORD', 'パスワード');
    
    /** MySQL のホスト名 (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
    define('DB_HOST', 'localhost');
    
    /** データベーステーブルのキャラクターセット (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
    define('DB_CHARSET', 'utf8');
    
    /** データベースの照合順序 (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
    define('DB_COLLATE', '');
    
  4. WordPressの管理画面(http://localhost/wordprss/wp-admin/)にアクセスし、WordPressの設定を行います。

    ⇒ WordPressの設定方法の詳細は、こちらのページで解説しています。

  5. WordPressの設定が完了したら、WordPressのログインページ(http://localhost/wordpress/wp-login.php)にアクセスして、ブログにログインしてみましょう。WordPressブログが表示されたら成功です!

    パスワードを間違えるとブルブルするのがとてもかわいらしい。 Adobe Spryのシェイク効果(左右に振るわせる)のやつですねこれ。

以上で、ローカルApacheにWordPressブログをインストールする方法は完了です。

任意のURLでWordPress動作させたい場合
Apacheのバーチャルホスト設定

2011/9/20

ブログの実URLと同じなど、任意のURLでWordPress動作させたい場合は、Apacheでバーチャルホストを設定してみましょう。

ここでは、仮に「http://www.myblog.com/」をバーチャルホストに設定する場合の流れを説明します。

バーチャルホストの設定手順

  1. Apacheのhtdocs内においたwordpressフォルダの名前をドメイン名に変更します。
    ここでは「www.myblog.com」という名前にリネームします。

  2. Apacheのhttpd.confファイルにバーチャルホストの設定を追加します。

    下記は、「www.myblog.com」をバーチャルホストとして設定する場合の例です。 青、オレンジ色の箇所を適宜変更したら、httpd.confの末尾に追加して、上書き保存します。

    <VirtualHost *:80>
    ServerAdmin youremailaddress@gmail.com
    DocumentRoot "C:/Apache Software Foundation/Apache2.2/htdocs/www.myblog.com/"
    ServerName www.myblog.com
    </VirtualHost>
    
  3. Apacheを再起動(Restart)します。

  4. hostファイルに下記の1行を追加します。

    127.0.0.1 www.myblog.com

    ※Windows 7の場合、hostファイルの場所はこちらです。
    C:\Windows\System32\drivers\etc

    ※余談ですが、hostの管理には「Hosts File Manager」が便利です!

  5. ブラウザを起動し、「http://www.myblog.com/」にアクセスすると、バーチャルホストの設定が成功していれば、WordPressブログが表示されます。

本番とテストで同じURLにすると、hostが切り替わっているかぱっと見わからないので、 本番環境とテスト環境のWordPressのログイン情報は別にしておいた方がよいかもです。

WordPressテーマをインストールする

2011/9/20

WordPressのテーマは、wp-content/themeフォルダ内に保存されています。

例)C:\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs\www.myblog.com\wp-content\themes

WordPress上からもインストールできますが、好きなテーマを直接インストールしたい場合は、このthemeフォルダにテーマのファイル一式を置くだけです(ZIP化されているテーマの場合は展開してから)。

テーマを有効にしたい場合は、WordPressにログインし、サイドバーのテーマからテーマを「有効化」すればOK。

WordPressプラグインをインストールする

2011/9/20

WordPressのプラグインは、wp-content/pluginsフォルダ内に保存されています。

例)C:\Apache Software Foundation\Apache2.2\htdocs\www.myblog.com\wp-content\plugins

WordPress上からもインストールできますが、好きなプラグインを直接インストールしたい場合は、このpluginsフォルダにテーマのファイル一式を置くだけです。

プラグインを有効にしたい場合は、WordPressにログインし、サイドバーのプラグインから「有効化」すればOK。 WP-OGPやSyntaxHighlighterなど、プラグインによっては、有効化するとサイドバーの「設定」にメニューが追加されるものもあります。

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